夏目漱石

人間の目的は生まれた本人が

本人自身につくったものでなければならない

前後を切断せよ

満身の力をこめて

現在に働け

君、弱いことを

言ってはいけない

僕も弱い男だが

弱いなりに

死ぬまでやるのである

のんきと見える人々も

心の底をたたいてみると

どこか悲しい音がする

あせってはいけません

ただ、牛のように

図々しく進んでいくのが

大事です

あなたが今

まく種はやがて

あなたの未来となって

現れる

あせってはいけません

頭を悪くしてはいけません

根気づくでおいでなさい

世の中には根気の前に

頭を下げることを知っていますか

花火の前には一瞬の記憶しか与えてくれません

うんうん死ぬまで押すのです。それだけです

恐れてはいけません

暗いものを凝って見詰めて

その中から

貴方の参考になるものを

おつかみなさい

人間はね

自分が困らない程度内で

なるべく人に

親切にしてみたいものだ

みだりに過去に

執着するなかれ

いたずらに将来に

望を属するなかれ

渾身の力を込めて

現在に働けというのが

私の主義なのである

人間は自分の力も

自分で試してみないうちは

分かりせん

握力などは

一分でためすことができるが

自分の忍耐力や

文字上の力や強情の度合いなどは

やれるけやってみないと

自分で自分に

見当のつかないものなのです

死ぬまで進歩するつもりで

やればいいではないか

作に対したら一生懸命に

自分のあらんかぎりの力に

つくしてやればいいではないか

後悔は結構だが

これは自己の芸術的良心

に対しての話で

世間の批評家やなにかに対して

後悔する必要はあるまい

職業というものは要するに

人のためにするものだ

ということに

どうしても根本義を

おかなければなりません

人のためにする結果が

己のためになるにだから

元はどうしても他人本位である

すでに他人本位であるからには

種類の選択分量の多少のすべて

他を目安にして働かなければなれない

乗り切るも

たおれるも

ことごとく

自力のもたらす結果である

おれの進むべき道があった!

ようやく掘り当てた!

こういう感投詞を

心の底から叫び出されるとき

あなたははじめて

心を安心することができるでしょう

その一人の人は

人間全体を代表していると同時に

その人一人を代表している

私は常から

こう考えています

第一に貴方方は

自分の個性が発展できるような

場所に尻を落ち付けべく

自分にぴたりと合った

仕事を発見するまで邁進しなければ

一生の不幸であると


2ちゃんで見つけました

就職活動中、面接前に読んで落ち着いていました

絶望的だけど前向きな感じ

そんな雰囲気にホッとします

おれの進むべき道があった!

ようやく掘り当てた!

まだ言えないですね

http://news4vip.livedoor.biz/archives/52255455.html